スポンサーサイト 
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

------------------------------------------------------
☆☆こちらもよろしく☆☆
ちょろんぬとのびたの大冒険←クロスステッチブログ

スポンサー広告 Com(-) * Tb(-) * page top↑ * [Edit]
恋愛小説風あの頃番長は若かったシリーズ④-3 
2010 / 04 / 01 ( Thu )

恋愛小説風あの頃番長は若かったシリーズ
まで立ち上げました。


初回はこちら。
恋愛小説風、あの頃の番長は若かった④-1

続きはこちら。
恋愛小説風、あの頃の番長は若かった④-2




前回までをまとめると・・・・。

番長は高校1年の時すきになった先輩が居た。
先輩の引退と同時に気持は薄れていった。

が、高校3年の梅雨。突然の再会。

先輩の車の助手席に乗ったり
一緒に食事をしたり。
嬉しくて嬉しくて仕方なかった番長。

だが、友達から

「先輩、彼女居るよ」と告げられ
奈落の底に突き落とされたのであった。



「open more」をクリックして続きをお楽しみ下さい。


「先輩、彼女いるよ」




友達のお兄さんが先輩と少し面識があるらしく、
お兄さんも先輩から直接聞いたわけではないのだけど、
先輩が専門学校の1年の秋ぐらいから、
同じ市内に住む人と付き合い、半同棲状態なんだそうだ。





やっぱり私は小娘だ。
みんなと一緒で”ただの後輩”なんだ。
同棲って。ドラマの世界だけだと思ってた。


じゃぁ先輩、
なんで私と一緒に食事に行くの?
なんで私を送ってくれるの?
あの時部室には他に女子部員がいたのに、
私だけに「送ろうか?」って言ってくれたのに。
期待しちゃうじゃない。
私だけ”特別” って勘違いしちゃったよ。





次の日
学校に行くと、
クラスメイトが
「昨日どうだった~」
って、興味津々に聞いてくる。

「先輩さぁ、彼女いるんだって」

「何それ!じゃぁ、なんであんたを送ったりするわけ?」

「わかんないよーそんなの~。」

「もしかして、その彼女と別れたんかもしれんよ?」

「・・・・・それはそうだと嬉しいけど」

「確かめれば?」

「だって、直接本人に聞いたら好きだってバレるじゃん!
それに今度はいつ会えるかだってわかんないし。
会えたとしても、仲良く話せるチャンスがあるかもわかんないし。」



結局、グダグダ言うしかなかった。


部活の時間になって部室に行った。
あいにく誰もいなかった。

あぁ、昨日はこの部屋に先輩が居たのに・・・
今は誰と一緒にいるんだろう。
彼女と……居るのかな。

先輩が座ってたイスに座ってみる。
音楽室全体を一人で眺めてみる。
昨日はあのドアから突然入ってきたんだっけ。


夢だったんじゃないか。
昨日の出来事は。



梅雨のじめっとした
気持ち悪いベタベタ感が肌全体を覆う。
セミの鳴き声がうるさい。空模様も不安定。
いつかあの雨雲がとれて虹が架かる頃
私も同じように
気持が晴れるのだろうか。

ぼ~っと考えてると
後輩達が続々と部室に入ってきた。

うじうじしてられない。
あの後輩達だって普段通りの顔をしてても、なんらかの悩みがあるだろう。

”先輩がなんだ。”

心にもない言葉を
何度も何度も繰り返した。




数日後。

親指の骨折は治り
当てられていた金具や包帯もはずされ
すっかり動かせるようになった。

そう。
ペンも持てる。
合奏にも出られる。

ナイフとフォークだって。



7月某日。
コンクールも1週間とちょっとのところで
部内でちょっとした事件が起きた。
合奏中に顧問にひどく注意されたクラリネットの2年生の女の子が
「コンクールに出たくない」
と言い出したのである。
それが連鎖して
2年生の6人の部員が
部活や顧問に対する不満をポツポツと言い始め
ついには合奏どころか部活にもでないと言い出したのである。

緊急のミーティングが始まる。
こういう事件はどこの学校でも
多かれ少なかれ、あるのではないだろうか。
実は2年前。
私が1年生の時も1つ上の先輩が同じような事を言い出して
しばらく合奏どころか部活も毎日ミーティングの日々だった事があった。

その時部長をしていた先輩は
どんな言葉でみんなをまとめたのだろう。



いや、その時先輩がどんな言葉でまとめたかわからないけど、
とにかく今は今。
パートリーダーだけで何時間も話し合った。
なんの結論もでないまま時間だけが過ぎていくミーティング。

「出たくないなら出なければ良い。部活だってやめれば良い」
と言う者や

「でも、いまあの6人が抜けたら編成がくずれてしまう」

「ここまでせっかくこのコンクールメンバーで頑張ってきたんだから、
今のメンバーで出たい」

色々話し合った。

顧問はこの事態に呆れてしまい
結果が出るまでは合奏しない!と
部室を出て行く始末。


結果。
コンクールメンバーを外す事にした。
部活を今後どうするかは個人が決めれば良い
と言う結論。
無理に引き止めたりしない。
本人がそうしたいならそうすれば良い。

それを6人に部長が話した。
きっと長引くだろう と予想していたが、
結末は6人があまたを下げ
結局今まで通りに戻ったのである。


最初はどこかぎこちなかったがそんな事は言ってられない。

すぐに顧問に結果を伝えに行き
コンクールの練習もいよいよ最終段階に入った。

やっと悩み事が一つ解消されたその日。



先輩が部室に現れたのである。



実は、当時の部長が先輩に色々相談していたらしく、
悩みを聞きに来てくれたのだ。


「あ~・・・・先輩。せっかく来てもらったのに、なんなんすけど、
あれ、どうにかなりましたわ~」


申し訳なさそうに、言う当時の部長。

「そうなん?でもそれは、良かったね~」

そう言いながら二人はしばらく音楽準備室で語りあっていた。
2年前の部長と現部長。
二人にしか分からない苦労を語り合ってるのだろうか。
本当は私だって色々先輩と話したいけど
今日ばっかりは二人を邪魔しないでおこう。

そう思って、帰宅準備をしていた。

二人に一言だけ挨拶して帰ろうと思い
準備室を覗いて

「・・・・・お二人さん!もう19時まわってますよ!
お先に失礼します!」


「おぅ!気をつけてな~」

やっぱりどこか切なかった。
もしかして「送ろうか?」なんて言ってくれないかなって、
微かに期待したのに。
あ~ぁ。
駅までの道のりの間も
ちょっとでも先輩の車に似てる形の車を見るたびに
ドキっとした。
一体どこまで期待するんだろうか、私。

駅に着き、待合室でしょんぼり電車を待つ。
駅の構内に車が入ってくる度に
先輩だったりして・・・・
なんて窓の外を覗いてみる。

(なんで先輩、来てくれないのぉ??)



ふと気がつくと、ポケットの中でポケベルが震えていた。
いつも大体この時間ぐらいに友達から
くだらない内容のメッセージが届く。
ポケットから取り出しメッセージを見ると
数字の羅列。

(050××○○△△■■)




・・・・・・何これ?

ポケベル世代の方ならお分かりになるかもしれないけど、
ポケベルのメッセージは数字の「1~0」の10個の数字でひらがなの「あ~ん」までが割り当てられる。
11=「あ」 12=「い」
21=「か」 31=「さ」
こんな具合に。
だから数字を一つでも間違えるとメッセージがめちゃめちゃになってしまうのである。
当時は数字の羅列になっていたメッセージはすべて数字の打ち間違いとみなしていた。

私はたいていこの時間に送ってるくるのは、あの子だろうと予想がついていたので、
公衆電話からメッセージを送った。

「ベルイレタ?スウジマチガッテルヨ?チャントハイッテナイヨ! ユミ」

数分後、

「エーイレテナイヨ! カナコ」

「エージャアダレナンダロウ。ゴメンネ ユミ」

「ナンテハイッタノ? カナコ」

「050××○○△△■■ ダヨ ユミ」

「コレッテ、ピッチノバンゴウジャナイ? カナコ」




ピッチの番号?
だとしたら誰なんだろう。
もしかして兄ちゃん?
その頃、母側の祖母の容態が悪かったため、
もしかしたら家から連絡して来いのメッセージかもしれない。

しかし。
家にかけてもそんなメッセージは入れてないという。


誰なんだろう。
私が知っているPHSを持ってる人。

兄ちゃん。
親戚の人。
・・・・・・・・・・。





先輩!
でも、先輩にベル番は教えてない。
もしかして!

そう思って私は当時の部長にメッセージを入れた。


「ネエ。ヒロセンパイにベルバンオシエタ? ユミ」

「オウ。キカレタカラオシエタ。マズカッタ?」

「ネエ。センパイのピッチノバンゴウオシエテ ユミ」

「050××○○△△■■ ダヨ」


!!!!!!

何度も何度も繰り返してみてみる。

やっぱり何度見直しても先輩のピッチの番号だ!




これって要するに、センパイに電話すれば良いんだよね?
一人で
どうしよう、どうしようと考えて
ドキドキしながらボタンをひとつひとつ丁寧に押した。


番号を全部押して、呼び出し音がなる。



「もしもし」

「あ、あの。私のベルにコノ番号が入ってきたんですけど・・・」

受話器の向こうが本当に先輩なのかちゃんと分かるまで
なぜか説明口調の私。

「ハハハハ。ごめん。まだ電車乗ってない?」

「ハイ。あと5分ぐらいで来ると思います。」

「俺すぐにそっち行くから。送ってやるよ」


先輩が来る?
送ってくれる?
素直に嬉しかった。
彼女がいたって、どうでもいいや。
少なくとも、私の事を考えてくれたんだ。
私の番号を聞き出して、ベルを打ってくれた。
私の事を考える時間が少しでもあったんだ。
気にかけてくれたんだ。

本当にすぐに先輩は来た。


「先輩!ありがとう!」

素直に気持ちを表現した。
すこし開き直りもあった。

「ま~乗りなよ、お姫様」

「なに言ってんの~?」
笑いながら車に乗る。
2回目の助手席。

「ほら、夜も遅いし、夏は変な奴が外うろついてるし、送ってやらんとかわいそうかな~って思って。」

「わ~ありがとう。先輩はこれでも一応女子だと思ってくれてたんだね~。」

「(笑)そういえばお前、手治ったんだな。」

「うん。もう治ったよ。ホラ、見てみて」

そう言って親指をカクカク曲げてみせる。

何度も何度もカクカクやってると、

いきなり先輩が親指をぎゅっと掴んで

「ハイ!それ以上カクカクやったら、また折れるかもしれないでしょ!」

そう言ってしばらく親指を握った状態になった。

緊張した。
だって先輩に指、握られてるんだもん。
肌と肌が触れちゃってるんだもん。。。。。

恥ずかしくてつい

「わかりました・・・・。もうカクカクしません」

そう言うと先輩は

「よろしい」

そう言って、親指から手を離した。

今の・・・・・。

今の、嬉しい!
やっぱり私は先輩に1㎜でも近づきたい。


「あ~親指がカクカクしたいって言ってる~」

そう言ってまた、握ってくれるのを期待して
親指を動かした。

「こら~!!!!やめろ~~~(笑)」
笑いながら先輩がまた親指を握ってくる。

「すみませんでしたぁ」

「よろしい」

そう言ってまた先輩が手を離す。

なんか、恋人同士みたい!!

私の家に着く20分ぐらいの間、
ずっとコレをしていた。

最後に家にもうすぐ着きそうになった時

「こら~~~!!!何回もやると、手、ドラえもんにするぞ!!」

そう言って私の手をグーにしてその上から先輩が
ぎゅっと握ってきた。

「もうこれでお前は一生、ドラえもんだぞ。」

「やった!どこでもドアが使える」

「あ、一つ言い忘れた。ドラえもんなのは手だけだから」

「え~」

私の手をドラえもんにして家に着いた。

車を降りようとした時、

「お前俺の番号知った事だし、なんかあったらかけてこいよ!俺もお前のベル番知ったし、またなんか送るから」

「うん!なんでも入れて来て良いよ!」

手をドラえもんにしたまんまバイバイした。

さっそく家に入って着替えてたら
「マサカ、マダドラエモンヤットル?」
って入ってきた。

嬉しかった。
本当になんだか、人生最高の日!って感じだった。

晩御飯を食べ終わってから
先輩のPHSにかけてみた。

「もしもし?」

「うわっ!本当だ!家の電話からもちゃんとPHSにかけられるんだ!」

「当たり前じゃん?おまえバカ?」

「現代についていけない現代っ子なんですぅ~」

本当は、家電からPHSにかけられる事ぐらいもちろん知っていた。
でもかけたくて、声が聞きたくて、
つい知らないふりをしてかけてしまった。



やっぱり、あきらめられない。
私は先輩が好き。

私の引退になる
定期演奏会が終わったら、
告白しよう!

定期演奏会まであと3週間!


高校三年の夏、
初めて告白することを決心しました。
スポンサーサイト

------------------------------------------------------
☆☆こちらもよろしく☆☆
ちょろんぬとのびたの大冒険←クロスステッチブログ

* テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学 *
あの頃番長は若かったシリーズ * Com(7) * Tb(0) * page top↑ * [Edit]
   
一番乗りですか。
ううむ。
長い記事にも関わらず、釘付けで御座います。
この手の話が、好きだから、ネットで女性と
間違われるのだろうか?
男でも、似たような経験はありますね。
あー、青春。←古そうな歌
あ、勿論、女性の先輩に助手席に乗せてもらってとかは、無いですが(笑
気になる人から、なんか話しかけられたりすると
勝手に、期待しちゃったりしましたね。←それだけか
次回も長文になると思われますが、楽しみにしてますんで、頑張って下さい。
ランキング、ぽちっとしときますんで。
女性のハートを持っているrailでした。
From: rail * 2006/07/17 00:54 * URL [Edit] * page top↑
   
番長さまの「思い出」でありながら、鮮やかに二人の姿が見えるような気がします。
ドキドキしてます。
番長さまの恋の行方、息を飲んで見守ります。
From: puriri * 2006/07/17 00:55 * URL [Edit] * page top↑
   
ぬあ~!
前回に引き続きまたもやドキドキしてしまいました。

早く結末が知りたい!
でも引っ張って欲しい!
という葛藤に襲われておりますw
From: プッチャン * 2006/07/17 02:07 * URL [Edit] * page top↑
   
いや~v(≧∀≦)v 私も30年前の話
公開しちゃおうかな~!えっ・・そんな
昭和の話なんか古くて聞きたくないいって?
はい・・わかりましたv-394
いいよいいよ・・それから どうした~?
From: mossしのぶ * 2006/07/17 15:15 * URL [Edit] * page top↑
   
先輩と話す時にタメ語と敬語を織り混ぜてる感じが非常にいいですね~笑
文章もうまいんで、読んでて楽しいですよ!
続編楽しみにしてます(^^)
From: クロ * 2006/07/17 19:54 * URL [Edit] * page top↑
   
なんだかドキドキしますね(照
次を楽しみにしています☆
From: さくら * 2006/07/17 23:15 * URL [Edit] * page top↑
   
>>rail様
そんな・・・・1番のりだなんて。
人気ブログじゃないんですから・・・・。
でも言われると嬉しいです。えへっ
そうなんですよ~。気になる人からちょっと声かけられるだけで、す~ぐ勘違いしますからね私。
それにしても、釘付けだなんて嬉しいです。
ウフッ。
これからもダラダラと続きますが、
どうぞ最後までお付き合いください
v(*´>ω<`*)v

>> puriri 様
オイラはpuriri様の青春時代がちと気になります。
どんな恋愛を経て今のpuriri様があるのか・・・。
ぜひ教えていただきたいです。

>>プッチャン様
結末が知りたい でも 引っ張ってほしい。
実に嬉しいお言葉です。
ありがとうございます。
それにしてもつくづく思います。
こんな文才もなにもないおいらの
単なる過去の恋愛話に皆さんよく飽きないなぁ と。
でも、こうやってコメントを寄せてくださるからこそ
オイラも頑張れます。
ありがとうございます。

>>mossしのぶ 様
いや~おいらとしては、かなり希望します。
いやマジで。
人の恋愛話ってすっごい興味津々なんですよ。
オイラの栄養素の一つになってるようなもんですから。
って事でぜひ!お願いします。
うふふふふ。

>>クロ様
そうなんですよ。
タメ語と敬語がめちゃめちゃになってたんですよ、あの時。
文章うまいですか!!そんな事言われたらおいら
調子こいてこのシリーズが終わってもまた小説みたいなの始めちゃうじゃないですか~。
もー。照れるなぁ・・・。
(いや、きっと皆飽きが来てるはずだ・・・・)
クロ様から頂いたお褒めの言葉を素直に受け取り、
明日からもパワーアップして書き進めて参ります。
ありがとうございます。

>>さくら様
「プロデュースドバイサクラ」って言葉がお気に入りの番長です。
ドキドキしてくださってありがとうございます。
ココから先
甘酸っぱい青春っていう感じではなくなって行きますが、
どうぞお楽しみください。
ありがとうございます。


From: 番長 * 2006/07/17 23:59 * URL [Edit] * page top↑
Comment to this entry
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
Trackback to this entry
カテゴリー
月別アーカイブ
プロフィール

番長

Author:番長
小心者が世の中を語る。

script*KT*
フリーエリア


なかのひと
ログスター
無料サンプル、ブログライター、ブログで口コミプロモーションならレビューブログ

ブロとも申請フォーム
FC2カウンター
最近の記事+コメント
リンク

バナーリンク
バナーをお持ちの方は
お知らせください
こちらでリンクを
貼らせていただきます

ダメダメな私
韓国生活一年目
つなんち
MaMa★Bonba
俺色フラクタル
カッパカフェ!
love cherry!
がんばる拓りんママの日記
うらら。
はい、どーも 
か~ちゃん日記 
へなちょこ 
ブログらしきもの・・・
ぷりりな日々
ねじを巻け、そして服を脱げ。
黒沢の日記
M様の耳はロバの耳
 穴があったら叫びたい
みかんのはっぱ。
ヒトヅマ生活
 ~あくまで育児日記です~
まほうがとけない
ぽこ温泉
てくてく歩いて

番長にメールしよう

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。