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恋愛小説風、あの頃の番長は若かった④-2 
2010 / 04 / 01 ( Thu )

恋愛小説風あの頃番長は若かったシリーズ

初回はこちら。
恋愛小説風、あの頃の番長は若かった④-1



ここからが以前書いてた記事なんだけど、ボールフェスティバール(思い出その3)の骨折の事にちょっと触れてるねw
すげー懐かしいw




そうそう。前回の記事に一つ大切な事を書き忘れてました。
当時オイラは、球技大会で右手の親指を骨折して、
ペンを持つのもやっとだったんです。
親指は固定するための金具が当てられてその上から包帯をぐるぐる巻きにしてありました。
字をかくのも遅かったうえに、
数週間後にはコンクールも控えてるって言うのに、
合奏に参加出来ませんでした。(見てるだけ状態)
オイラはそんな状態だったのです。


それと・・・・。
オイラの書く話し言葉にはかなり方言が含まれています。
わからなかった場合はコメントしてください。

「って言うかさ、俺どうせ、市内に用事あるからお前んち送ってやるよ」


ただでさえドキドキで胸が張り裂けそうだったのに
さらに熱い鼓動が体を走った。
土砂降りの雨の音さえ耳に入らない。



「え、良いでんすか?」

素直に嬉しい気持ちを表現できない。



「いいよ。おまえがイヤって言うなら乗せないけど」

「イヤじゃない!イヤじゃない!」

「じゃ~待ってるから、帰る準備して」

嬉しかった。本当に嬉しかった。
学校から家までは車でだいたい20分。
それも車っていう密室状態に先輩と二人っきり。

私は教室にカバンを取りに戻らなくちゃいけなかったので、
先輩が先に駐車場に行っていた。
私は教室に慌てて戻り、ドアを勢いよく開けると
友達数人が居て
なにやら宿題の事で話しかけてきた。

「だめ!だめ!帰るから」

「どうしたん?」

ただごとではなさそうな私を見た友達が聞いてきた。

「私が好きだって言ってた先輩覚えてる?」

「あ~あの人?部長だった人?」

「そう!その人!今、部活に遊びに来てて、車で送ってもらえる事になったよ!」

ただでさえ声が大きい私が興奮状態で叫ぶように友達に言うと、
他に居たクラスメイトが次から次に寄ってきた。
挙げ句の果てには廊下に居た担任にまで聞かれていた。

「○○!(←名字)おまえは高校生だ!体は大事にしろよ」
担任のいらん助言まで受け取り、私はカバンを持って教室を飛び出し、
先輩が待っている駐車場を目指した。

途中、鏡の前で一端止まり、
髪を直し、制服のリボンを整え笑顔を作り
息を整え
また駐車場に向けて走った。

さっきまで土砂降りだったのに、もう太陽が出てて
蝉の鳴き声まで聞こえた。
人がいっぱいで蒸し暑い玄関。

靴を履き替え
靴下をのばし
もう一度リボンと制服を整え
背筋を伸ばし、先輩の待つ駐車場に向かった。

先輩は車の外でタバコを吸いながら私を待っていた。

ニコニコの笑顔で近づいた。

「こらっ!未成年でしょ!」

「やっぱり校内で吸ってたらまずいよね?」

そう言ってタバコを消し、先輩が車に乗った。
私も車に乗ろうとドアに手をかけた瞬間
(堂々と助手席に乗って先輩はイヤじゃないかな?)
って思った。
思わず助手席のドアから手を離し、
後部座席のドアを開けた。

「おまえ、どこ開けてんだよ」

「え?あ?間違えた(笑)」

間違えたふりをして後部座席のドアをもう一度しめ、
助手席のドアに手をかけた。

「お邪魔しま~す。」

ドキドキしながら助手席に乗った。
車の中は派手なオーディオに
爽やかなニオイのコロン。
CDがたくさんあって
後部座席には色んなものが載せられていた。

最初は部活の話やコンクールの話などで盛り上がった。
そのうち先輩の専門学校での話や、
私の進路の事などを話して
あっという間に家に着きそうになった。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。
たった20分前は先輩の車に乗れるって言うドキドキでいっぱいだったのに、
今はもう車を降りなくちゃいけない切なさがこみ上げた。
あぁ、今度はいつ会えるんだろう。
もしかして、もう会えなかったりして。
でも、コンクールは見に来るって言ってたし
定期演奏会の準備だって毎日来るって言ってたし。

また・・・・会えるよね?


(先輩、彼女とかいるのかな?)

居るよね、きっと。
先輩はもう高校生じゃない。
隣の県で一人暮らしをしてるんだ。
私の知らない世界をいーっぱい知ってて、
車だって運転できるし、
タバコだって吸っちゃってるし。

私が1年生の時に見た
トランペットを吹いてる姿の頃とは
全然違うんだよね。


そんな事をただ切なく考えてると、




「お前ってさ、まつげ長いよな」

いきなり何を言い出すのかと思ったら、
まつげって。
そんな至近距離で見ないで・・・・って、別に至近距離で見られてるわけじゃないけど・・・。
そんなの見ないで!って
すっごい恥ずかしかった。

「きゃ~やめて下さいよ~!!!見ないで~~!!!」
そう言いながら、顔をそらして窓の方を見続けてると
「ごめんって!別にそんなに恥ずかしがらんくても良いやん~。俺は、ほめただけなんだけどなぁ」

そうだよね。
先輩はなんて事ないよね。
私は先輩が好きだから、ついつい恥ずかしくてそらしてしまう。
なんにも思ってない男の人に言われたら
素直に喜ぶだけの会話だけど、
先輩が言うと
恥ずかしくて、嬉しくて、照れちゃって
せっかくのほめ言葉も台無しにしちゃう。


「ごめんって~。晩ご飯、ご馳走するから許して」




え?晩ご飯?
一緒に先輩と晩ご飯?
このまま帰宅じゃないんだ!
もっともっと先輩と一緒に居られるんだ。


「わかりましたよ~。じゃぁ許してあげますよー。」

はぁ。また言ってしまった。
ホント、素直じゃない。
なんでそう素直に喜べないんだ、私。

そう言いながら車は市内のファミレスに向かっていた。

ファミレスに到着してメニューをみる。
ご馳走してもらうんだから、安くあがるものにしなくっちゃ・・・。
値段ばっかり気にしてて結局私が頼んだものは
380円の目玉焼きハンバーグ。
自分が右手を自由に使えない事なんてすっかり忘れてて
のちのちナイフとフォークが使えない状態に陥ってしまう事なんて
予想もせずに
ただただ「安いもの・・・」と思って注文した。
(最初にも書きましたが、私は当時親指を骨折してました)


食事が運ばれてきて、初めて気が付いた。
私の今の手の状態じゃ、間違いなくナイフとフォークは
使いこなせない・・・・。
箸だってやっとやっと使ってる状態なのに。
骨折してからずっと箸で食材を突き刺して食べてた私が
一体これをどうやって食べるんだ・・・・。
目玉焼きハンバーグを目の前にして
困惑。


「もしかしてさ、その手じゃ食べられないんじゃない?」

先輩が苦笑いしながら言った。


「大丈夫ですって、頑張って食べますよ。」

こうなったら、何が何でもナイフとフォークを使ってやる!
意味のわからん意地が出てきて
中指と薬指の間にフォークの柄を挟んで必死にハンバーグを切っていた。
なかなか切れない。
おまけに手に力が入って薬指と中指の間がものすごくイタイ。

それを見ていた先輩が

「・・・・・お切りいたしましょうか?(苦笑)」

そう言って先輩の使っていたナイフとフォークで一口大の大きさに切ってくれた。

あ、間接キス。。。

ものすごーい遠い間接キスだけど
嬉しかった。

一口大の大きさになってようやく食べられた私を見て
先輩は
「ゆみちゃん、おいちぃ??」
って子供扱い、いやいやそれよりもっと幼い。
赤ちゃん扱いだった。

私はただただ笑いながら
「うまいうまい。先輩の切ってくれたハンバーグおいしいわ~」

ありがとうの一言も言えないまま、憎まれ口ばっかりたたいていた。


食事も終わって、家に向かう事にした。
色んな話をしてる最中にふと
「市内に用事がある」って言ってた事を思い出した。

「あ!先輩そう言えば、用事があるって言ってなかった?ここに居て大丈夫なの?」

「あ~もう、用事は終わったから大丈夫」

「・・・・・・終わったって?」

「おまえと飯食うことが用事だったん」


「・・・・・・・・・・は?」

「なんちゃって~」

先輩はそう言いながら話題を変えてしまった。

私にはわからなかった。
それは素直に喜ぶべきな所なのか、
それとも、ただふざけて言ってるのか。

その後は先輩と何を話したのか全然記憶にない。
当時の日記にも、その後の事は何も書かれていなかった。

家に近づきそうになった時、先輩のPHSがなった。

ドキッとした。
彼女からかもしれない。

先輩は電話にでて話しをはじめた
受話器の向こうの声がかすかに聞こえる。
相手はどうやら男の声っぽい。

安心した。
女性の声じゃなかった。

1分ほど話してて

「あ、ごめんね。学校の友達からだった」
そう言って学校の友達の事を話してくれた。
すごく嬉しかった。
私と先輩は住む県も違ってて、先輩がどんな人達と仲良くしてるのかって事も全然しらないし、日常が全然分からない。
恋をし始めた高校一年の時は部活の時は一緒だったし、
日常が分かってるって言えばオーバーだけど、
全く知らないわけでもない。

小さな枠に収まってる高校生と
色んな世間を知ってる専門学校生。
大きな壁があるって思ってた。
一生懸命背伸びして大人ぶっても
とても追いつけない。
先輩から見ればただの小娘かもしれない。

だから余計に
先輩の友達の話が嬉しかった。

そして、家に着きそうになった時

「じゃ~俺今度はコンクールの前日にでもまた来るからさ。
っていうかお前早く怪我治せよ?間に合うんか?」


「大丈夫だよ、間に合うよ。」

心配してくれたのに、またありがとうの一言も言えなかった。


家に着いて先輩と別れ
一人になって
今日のサプライズな出来事に
興奮がさめず、
同じ部活で同じパートの女友達に電話して
部活が終わってから一緒に食事に行った出来事を全部話した。



最初はその子も喜んで電話につきあってくれてた。
でも途中で明かにトーンが下がってくるのがわかった。

「・・・・・ごめんね、もしかして長々と付き合わせすぎた?」

「・・・・そうじゃないんだけど」

なんだか、イヤな予感がした。
もしかして、あなたも先輩が好き?
まさか、違うよね。
一瞬の間に色んな事を考えて

「ごめんね・・・・」
って何となく謝ってみた。

友達が

「あ、別に謝らなくても良いんだけど・・・・」

そう言って何かを言おうか言わまいか悩んでる感じだった。




















「・・・先輩さぁ。多分彼女いるよ」



一瞬にして頭が真っ白になった。
さっきまで片手で仰いでたうちわが止まり
周りの音なんて全然聞こえなくなった。

(あぁ、やっぱりか)
って気持ちと
(仕方ない)
って気持ちが
交互に襲ってきた。

電話をきった後も
もやもやとしていた。
ここで泣ければよっぽどすっきりするのかもしれない。
でも、私はしばらく先輩への気持ちが薄れていた期間もあって
今日突然、再会しただけで
ただの、先輩と後輩の仲なだけ。
何を悲しむ必要があるの。
私はただの後輩。
ただの後輩の一人。

助手席に乗ったからって、
先輩と一緒に食事に行ったからって、
先輩にハンバーグを切ってもらったって、
先輩と仲良しな友達の話をきいたからって、

特別じゃない。

私はただの後輩の一人。



でも特別になりたい気持ちは
抑えることが出来なかった。


*****************************************************************




む~。いかがですか?

この季節になると普段よりましてこの出来事を思い出してしまうのです。

っていうか今気がついたんですが、
これははっきり言って相当長くなりそうです。
どうしよう。

皆さん!覚悟しておいてください!
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こんばんわ~v-411恋愛小説
久々に読んでる感じですがな(# ̄ー ̄#)ニヤ
総長の知りたいe-415はどの位
先送りなのでしょうか・・・?私も遠~いはるか
昔を偲んでしまいましたよルンルン♪~♪ d(⌒o⌒)b ♪~♪ルンルン
From: mossしのぶ * 2006/07/14 21:31 * URL [Edit] * page top↑
   
ヤバいっす
月9のドラマですか
高校のとき好きだった女の子を思い出しました^^;
相変わらず続きが気になります
P.S
リンクありがとうございます。
こちらもリンクしておきました。
From: プッチャン * 2006/07/14 22:21 * URL [Edit] * page top↑
   
続きを・・・・・教えてくださいww(笑)
いやぁまじ楽しい!!!!

この続き楽しみにしてますね♪♪♪
From: う~ちゃんvv * 2006/07/14 23:47 * URL [Edit] * page top↑
   
>>mossしのぶ (総長)様
総長の知りたいv-238な話は
ず~っと先になりそうな予感です・・・・(汗)
どうか気長にお待ち続け下さい・・・・。
総長は昔どんな恋愛をしてたんですか~?
うふふふふ。

>>プッチャン 様
月9だなんて・・・おほほほ。
ちょっとだけこの先の事を予告すると、
月9みたいなトレンディな展開ではありませんね。。。
はぁあああ。
高校の時は好きだった子と付き合ってたんですか??
うふふふふ。

>>う~ちゃんvv 様
楽しんで頂けて幸いです。
まぁ終わってしまった恋なので結末は別れで終わるんですが、どうぞこの先もおつきあい下さい。
From: 番長 * 2006/07/15 10:48 * URL [Edit] * page top↑
   
連ドラ並みの全12話になってもいいので、
最後まで読ませてください~!!!

From: 7番 * 2006/07/15 16:45 * URL [Edit] * page top↑
   
>>7番様

え~非常に残念なお知らせがあります。
全12話じゃ済まされないような勢いです。
大河ドラマ並かもしれませんが、どうか最後までお付き合いだくさい。
書いてるオイラはむふむふ思い出しながら書いてるので、あまり苦にはなりません。
むしろかなり楽しんで書いております。

が!
読ませてる番長ファンの方は
そろそろ飽きがきてるんじゃないかとかなり心配です。
よっぽど今の相方とのエロス日記(18禁)の方が皆様喜ばれるのではないかと・・・・。
特に7番さん

From: 番長 * 2006/07/16 00:29 * URL [Edit] * page top↑
   
エロスもいいけどここで打ち切りは生殺しってもんだよ!
先輩には結局彼女がいたのか?
その後番長さまはどうしたのか?
猛烈に続きを期待。
男と女、喜びの後には落とし穴があるもんだね…
From: puriri * 2006/07/16 18:33 * URL [Edit] * page top↑
   
>>puriri様
はい、かなりの落とし穴がまっておりました。
続きを期待してくださってありがとうございます。
今、次の回を執筆中です。
乞うご期待!!
From: 番長 * 2006/07/16 21:42 * URL [Edit] * page top↑
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